【読了】キリンビール 高知支店の奇跡
ハギメシです。産休中なのですが、旦那さんが「会社の人たちがおすすめしていた」とのことで買って来た本。
キリンビール高知支店の奇跡 勝利の法則は現場で拾え! (講談社+α新書)
- 作者: 田村潤
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2016/04/21
- メディア: 新書
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実は私も四国地方を担当していて、営業をしているので手に取るようにその空気感とか気質とかそういうものにとても共感してしまいました。
そして現在我が会社の方向性としてこの本に書かれていた「現場主義」というものから逆行している施策をとっているので、読んでいてジレンマも感じつつ。
現場で、愚直に、人としてのコミュニケーション(この本にも書いてますが量が質に転換する)が営業としての仕事の要になるような気がします。そこが最初のスタート。
経費削減もわかりますがまずは現地に赴く機会がないと本当の信頼関係なんて築けないと思うんですねー。
あと、「あるある」ですが、本社が全国に向けての画一的な施策についてもそう。
それぞれその土地柄があるので、「こうしてください」「こうやりましょう」というのが全地域に当てはまるとは限らない。
特に四国という地域は顕著なエリアだと私自身が実感するところでした。
各地域に対して、どうして行きたいか、どういう風にして行きたいかという夢を本社と、各エリア担当と、そしてそこでのお客様とのそれぞれの視点ですり合わせないと数字って上がらないと思うんです。
どこの会社も抱える悩みをこの著者(あ、副社長なんですね)は実績と、ジレンマを抱えつつ打破して行ったからこそ現在のキリンがあるのかと。
営業担当者は一度読んでおいてもよい本かと思いました。