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フィンランドでベーシックインカムを試験導入

www.cnn.co.jp

先日、読了した本、ちきりんの「自分の時間を取り戻そう」にも掲載されていたベーシックインカム制度。

 もともとは福祉充実派の人たちが賛成(フィンランドやスイスもその例にならう)していた制度みたいで、本来は保有資産や所得の高低に関わらず全国民に最低限の生活が可能になる現金を毎月配布する制度と言われている。

 

この制度が導入されると、年金も生活保護も扶養と也、其の為の予算やこれらの制度を維持するひとたちの人件費もすべて不要になると試算しているため、フィンランドみたいな複雑で、高コストのかかっている福祉国家には資金節約にもなるだろうと予測されているみたい。

 

私がはじめに怖いな・・と感じた事は「自分の時間をとりもどそう」でものべられているように、とりわけフィンランドのように福祉国家論を前提としているのではなく、生産性が低い人を労働市場から排除するためのベーシックインカム論・・・。

 

ロボット化が進んで、働かなくてもよい社会になったとき、働きたい人は働けばいいし、働きたくない人は働かない・・・もちろん社会を高度かする人は働き(仕事がある)状態でそれ以外の仕事は消えていく・・・。

 

そんな恐ろしいことが書いてあったけど、一方で「社会にとって働かなくても良い人達」(会社にいても生産性、価値の創出が低いひと、たとえば窓際社員のようなひと)たちは、働いてもらわないほうが(居てもらわない方が)社会にとっても経済的な効果が高い...ということも記載されていた。

 

読み始めはえぇ?!って思ったけど、読めば納得。

これから先、生産性の低いひとは社会からどんどん淘汰されていくのかもしれませんね・・・。

続きは、本著で。